詩誌 こそあどの椅子 Vol.1

 

 

128日―

 

ジョン・レノンが、ニューヨークのダコタ・ハウス前で、ファンに射殺されたという日です。

私は、あまり、ジョン・レノンという人を知らないのだけれど、その名はあまりにも有名なので

彼を知らない私が、彼の命日だという日に「愛と平和」について考えたりしている

このようにして、人の思想は連鎖してみたり、誰かに影響を与えたりするもの

国を超えて、時を越えて、ジョン・レノンが生きていたらきっと驚くだろうけれど

間違いなく、私は、この瞬間に彼のことを考えていますし、愛とか平和についても考えています。

では、いくつかの詩などをお楽しみください。

 

                                 とっこ

 

 

 

 

 

―愛と平和について語るとすれば、できるだけ個人的に語りたいー 

 

 

いきいきと生きようとも、そうではないとしても 

この日常に溢れかえるほどに在るのです 

愛のシーン 

平和のシーン 

それを、言葉で表すのは難しいことなのだから 

難しいからこそ、みんな、それを言葉で表そうとするの 

「愛と平和」 

それは、言わなくてもわかるようなものではなくて 

かといって、ひと言で言えるものでもないものなので 

人種や国が違うならばなおさらのこと困難を極める 

愛や平和の概念を理解しあうなんて困難を極める大事業なのだから 

それ相応の覚悟が必要だし、時間はかかります。 

それは、当然にそうなのです。 

そうして、そして、「愛と平和」を求めれば求めるほど 

求めてやまぬ者同士のお互いの概念は複雑になっていく 

さらに、お互いに理解できなくなるほどに、複雑になってしまい 

ついには、自分でもわからなくなってしまう。 

あなたの愛は、私の愛と、大差ないかもしれないのに 

実は、すごく違うかもしれないのだから 

愛と平和のシーンを繰り返すとき 

自分と他の存在を 

重ねてみたり 

並べてみたり 

離してみたり 

近づけてみて欲しいと思う 

毎日、できたら、毎日でも、そんな努力をして 

あなたも、わたしも、そんな努力をしてみよう

違うから知りたい

違うから話し合い

違うから優しくできる

違うからシェアできる

誰の人生にも在る、そんな、小さな

何かの欠片のような、ごくわずかな気持ち

「あなたを知りたい」という気持ち

そんな気持ちを思い出す

わたしの言葉が、そのようなきっかけになったら嬉しい

2010.12.8のこの日に、LOVE&PEACE

 

 

 

 

 

LOVE&PEACEの場合と、愛と平和の場合では、なんとなく、なんとなくだけれど

私の頭の中で広がるイメージが変わるのですから、人間って面白いものだと思う。

そんなわけで、LOVE&PEACEのイメージでもう1篇書きました。

 

 

 

 

 

― 愛とか夢とか宇宙とか -

 

女は夢を抱きなさい
男は、女以上に夢を抱きなさい


誰かといるとき
あなたが愛を感じたり
財産を得られると感じるなら
大切にしなさい

その人が
スゴイと呼ばれる人でも
クズと呼ばれる人でも

愛や夢は掴みとるものではなく
優しく抱くもの
ゆっくり理解するもの

平和も、また、同じこと
誰かの案に同調するのではなく
ただ理解すること。
それは小さな平和貢献。

描いて、ハミングして、揺れましょう
そのよな日々の中で

生まれる
音符
生まれる言葉
生まれる色彩
生まれる生命 

それは、芸術と呼ばれるもの
創造されるもの
毎朝やってくる
新しい愛、新しい夢、新しい平和

 

そうして、私は、私たちは

 

宇宙に消えてゆく

女も男も、若いのも年寄りも
右も左も、善も悪も

夢を持ちなさい
愛を感じなさい
抱きあいなさい
理解しなさい
祈りなさい

LOVE and PEACE

隣で眠る人を
今夜、抱きしめよう

遠く離れた人に
愛をささやこう

まだ、知らない人に
笑顔を贈ろう

 

 

 

ところで、あなたは愛する人がいますか?

愛というものは、そのように非常に小さな単位で発生しますから

ごくごく小さな単位での愛を詩にしてみました。

 

 

 

 

 

 

― 満つる愛 ―



あなたの道が
暗い夜には
満月になって
照らしてあげたい

 

 

 

 

愛が平和に変わる瞬間、平和が愛に変わる瞬間、そのような瞬間が在るのです

それは、私の中にも、あなたの中にも在るのですから

そのような感覚を詩とともに。

 

 

 

 

 

―波動-

 

 

 

波が押し寄せました。

時に、ざぶんと大きな波が
時に、ちゃぷんと小さな波が

あのね、あのね
波は押し寄せるものなのです。

波が押し寄せました。

そのたびに、砂浜は濡れてゆきました。

貝や木片が打ち寄せられて
小石などは運ばれてゆきます。

幾度も、波は押し寄せました。

水平線の向こうに
チラチラと見える光が合図なのです。

「もうすぐ波が押し寄せますよ」

地球の動きにあわせて
宇宙の呼吸にあわせて

時に、ざぶんと
時に、ちゃぷんと

真っ黒な闇の中
打ち寄せる波の音
耳を澄ましていたら

愛してる」と聴こえました。


少しぬるい砂浜に
足をとられながら

ざぶんと押し寄せる波を待ちました。
ちゃぷんと押し寄せる波を待ちました。

きらきら光る波間に
輝く星が見え始めたので

無我夢中で
星を追いかけてみたのです

星は願いを叶えてくれる
何度も願いを叶えてくれる

少し怖くなったから
一心不乱に
星から逃げようと目論んだのです

逃げるまもなく
望んだ通りの波に乗って
優しいつぶやきが聴こえました。

「愛してる」

そうして
波は、そうっと引いてゆきました。

じゃあ、またねと
夜の中へ引いてゆきました。

 

 

 

 

2010.12.8 書ける幸福をありがとう とっこ